フランス東部ミュルーズの中心部で22日午後4時(日本時間23日午前0時)ごろ、刃物を使った殺傷事件があった。AFP通信などによると、通行人の男性1人が死亡し、警察官2人が重傷を負った。
事件の容疑者として、アルジェリア人の男(37)が現場で拘束された。マクロン仏大統領は事件をについて「イスラム過激派によるテロ行為であることは疑いようがない」と述べたという。
AFPは仏検察の説明として、容疑者が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら警察官を襲ったと報道。英BBCによると、容疑者はテロ防止監視リストに載っており、フランスから退去命令を受けていた。
AFPなどによると、事件はコンゴ民主共和国を支援するデモの最中に発生。容疑者を止めようとした通行人の男性(69)が死亡したという。